efplan -1級建築士事務所-
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GW中でも働いている私のバイアスがかかっています

働き方改革。
随分前から言葉だけは耳にしているのですが、そういう「網」にかかるポジションにいないので、外野からのウォッチしかしておりませんが、建設業界全体でいうと全く引っかからないわけでもない。
この業界は基本土曜、祝日はお休みではありません。個人事業主が元請の小さな現場はもちろんですが、例えばマンションとか商業施設だとか公的な箱モノのような大きな現場でも、下請けの作業員がでる、ということはその手の元請つまりエリートゼネコン社員も土曜出勤、少しでも遅れが出てきている現場なら日曜も、でしょう。
たぶん夜も遅く。残業時間なんて電通並みにいわゆる生死にかかわるレベルでしょう。
建築系のトップとしてのゴールが大手のゼネコンに入ること、なのに、休みもない超ブラックなんて、そんなんでは、ただでさえ人気のない業界に若い人なんか入ってきません。
でこれを機に、少なくとも発注者が国や自治体の現場は工期を週休二日での工期として、余裕をみる工程として休みを促進する、ということが議論されております。
一見、いい話、これぞ進歩、と思われるでしょうが、そうは簡単ではありません。
そこに入る大工さんや左官屋さん、ほぼすべての職人さんは日給月給。
土曜休み、ということは単に収入が減るということ。ワークライフバランス、なんていっても、若い頃から土曜も休まず、日曜はただの身体の休息に充てていた職人たちに、いまさら「ライフ」とのバランスをとって、なんてできるわけないし、「ライフ」も安定した収入があって、考えられるものだからね。
なので、当然すぐにこれは現場からの反発が上がってきております。それでも現場は休み、ということになれば、ただただ、土曜やっている現場に移動するだけです。
いつものように「旗」だけなんです、全体を見ていない。

あの月末の金曜は3時終業、というプレミアムフライデー。
美しい話です。でも、月末の金曜に早く上がれる会社なら、すでにそこは「プレミアムエブリデー」の会社です。

この流れ今や失敗例として言われている「ゆとり教育」と似ている。
詰め込み過ぎはよくない、もっと人として大きなものを学ぶため、つまり「生きる力」を学ぶことが目的でした。この流れでいう「ライフ」の部分。
結果は学力低下が明確になった途端(いや、わかってたことだよね、と言いたいけど)簡単に方向転換。きっとこの働き方改革も、残業減らしてGDPがマイナスになった!(当然なるとおもうけど)となった途端、また働け!と鞭が入る。
うちらのような人でも本当に生き方を豊かにできる、プレミアムフライデーじゃなくても子育て家事に時間がさける、要はもっと大きく広く「働く」ということを考えてくれないと何も問題は解決しない。大企業、正規雇用、公務員等、つまりいいところ、にいる方だけのものじゃなくて。
 
奥尻町で副町長の奥さんに対して、共働きに批判があるとして町長から町職員の退職勧奨を受けて、やめたという問題。
この男女参画!と叫ばれているまさにタイムリーな時に、副町長の奥さんのお仕事が公務員、というだけで辞めなければならないなんて、もっと怒っても(誰が?)いいでしょ。
というか、ご夫婦で公務員なんて、うちの町にもたくさんいるし、都会では全然珍しいことじゃない。
奥尻島の実情はわかりませんが、ご夫婦で公務員、しかも旦那さんが副町長となると、もしかして世帯としての収入は島のトップ10くらいには入るでしょう。それを町民がどう見てるか。その分で若い人を雇える、若い人が残れば人口増も望める、いろんな正論もくっつけられる。地域の代表として選ばれている議員は再任用に賛成できない。
もし私が島民だったら、そのお二人の一人分も稼げてなかったら、かなりモヤモヤしているのは容易に想像できる。町のために働いている、からこその怒りもあるかもしれない。
でも、働くって、お金だけの問題じゃないでしょ。自己実現としても、公務ということはみんなのためにでもある。それが単に伴侶が同じ公務員だから辞めさせていいのか。

これは一つは「女性」問題だし、「働く」ということの意味の問題だし、かつ「地方」の問題でもある。

これもっと大きな話題になってもいいと思うんだけど、なかなかなってないのが不思議で。
「夫婦で公務員連合会」が何かしらの圧をかけているのかな。


GWなので長い。
仕事します。っていうか、ジジイ化が急速に加速して、4時に目が醒めて。日が長いのは好きなんだけど、どうしても日の出とともに目がさめてしまう。

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