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スーさんに会いに行く

   

「未中年」 原作ジェーン・スー 漫画ナナトエリ

「未成年」とは成年未満ということ。「未中年」とは中年未満ということ。
若作り、のつもりでいたけど、とうとう私も1年前くらいからとうとう「歳」につかまってしまって。逃げ切り失敗です。
お腹の肉がつき、白髪が生え、疲れが取れなくて、何より老眼の進行の早さには全くついていけてない。
今年年男の私なんか中年どころかすでに初老といってもいいくらいなんだけど。

数年前のこのideaでも書いていたけど、来年何してるかわからん、という漠然とした不安に道端で絡まれることもなくなり、そっちのほうは「何とか逃げ切り成功」か、という一歩手前まで来たようには思える。
組織の中でもがいたり、自分のしたいことをつぶされたり、上司にわけのわからないいちゃもんつけられることもなく、何とかこの歳まで。
その分欠けているところもたくさん。
そんな風に思えてきたのも「中年」になったからだ。そう、中年になってずいぶん「楽」になった。もっとめんどくさくなるのかも、暗く落ち込む機会も多くなるのでは、と思っていたけど、そうではなかったね。不安にさせる要素が減ったわけでは全然ないんだけど、そういうものとの向き合い方がわかった、ということ。周りでも10年前に戻りてーとかあんまり聞かない。たとえ肉がそぎ落とされて、夜中まで騒いでも次の日バリバリ働けたとしても、得たいの知れないものに振り回されない、というこのポジションがいいのです。

とはいえ、やきもきすることが一切なくなった、なんてことはない。
その中年の抱えるやきもきは「評価」。ここまで重ねた努力、能力を認めてもらう、ほめてもらう、肯定してもらう。職場でも、いや、それ以上に家庭でも。旦那さんに、奥さんに。
でも、ただほめてくれよ、という歳でもないのがミソ。
手を抜いて惰性で生きていける、そんな感じで生き延びることも可能。でも、そんなんで誰かに評価してくれ、なんてムシのいい話はない。結局は自分とは闘わないと極楽浄土へはいけないのです。

一番最初に思ったのは、これ、今20代や30代にこれ読んどけよ、という本ではないよな、と。20代のうちにやっておくこと、的な本ではないと思う。
はじめに書いたようにそこそこ自分というものの外郭をつかんだ上で、それでも超えていかないと倒せないラスボスと、との闘いの話。20代30代をすっ飛ばして、だと見えないことが多くて。
彼女の頑張りに「泣ける」のは、その背景込み。

今月末に札幌でスーさんと野宮真貴さんとのトークショー。
チケットはゲット。たとえ周りが女子ばかりでも怖いものはないのですよ。

高校時代は男子はまずまず聴かない大江千里さんが好きで、この歳になっても男が果たして共感していいものかどうか微妙なスーさんのことが好きで。このクロスジェンダーはなんでなんだろ。

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