efplan -1級建築士事務所-
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特殊なお仕事

  その検査機関の室内です。
その検査機関の室内です。
 

建築家の仕事はただ家や施設を設計するだけではありません。
その建築物を法的に建ててもいいよ、という許可を取ること、
その作業がとても大きな仕事。

その建築物が、建築基準法に則ったものですよ、という証明をする図面、書面を検査機関に提出し、許可をもらう。
そんなことくらい、簡単なことでしょ?と思われるかもしれませんが、正直全てスムーズにいくことなんて100パーないです。
どんな土地にもいろんな縛りがあり、そういうところに施主さんのいろんな意向、希望を聴いて、それを満たすような建物を建てる。
防火の問題、日照の問題、雪のこと、道路のこと、雨のこと、排水給水の問題、シックハウスのこと、換気のこと、ガス、灯油、全てに守るべき基準があり、それと建てたいものとの調整。

姉歯さん以降、いや、たびたび上がる違法建築みたいなものが発覚するたびに、その審査の厳しさがどんと上がります。私が2級取ったあたりは今から見ると牧歌的でした。今細かーいところまできっちり見られます。
一切の個人的私情は通りません。正直、これくら許してくれてもいいじゃん、と喉元まで出てきます。

そのルールに全て従うと何もできません。言い切ります。普通のサイディング、普通の窓、普通の間取り、
それなら少しは楽かもしれません。なので、そういう家が基本多いでしょ。
でもそこにほんの少しでも変わったことをしたい、と思うと検査員の目が光ります。
突っ込まないでくれ! スルーして!と
心から祈ります。
その検査員の見方一つで、金額的にも工期にも大きく変わります。

そんなことばかり言うと、お前は違法建築を建ててるのか!と思われちゃうだろうけど、そういうことじゃないです。でも戦いなんです。施主さんの想いとこちらのしたいことのために。

検査機関に行くと、同業種の方が検査員にすごく厳しく言われているのが普通。
同情します。公的なものにいつもこれでどうですか、どうですかと頼みにいく仕事。とても特殊な仕事だと思います。

冗談じゃなく、首相とお友達だぞ!というだけでサラサラと申請が通るならいくらでも言います。

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